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2007年11月号

【リガヤの視点】Vol.2「天網恢恢 疎にして漏らさず」

『老子』の中に、「天網恢恢(てんもうかいかい)疎(そ)にして漏(も)らさず」という言葉があります。天の網の目は粗いように見えて、決して悪を逃すことはない、という意味です。すなわち、悪事を行った場合、たとえ繁栄しているように見えても、それは一時的なことで、いつかは必ず報いを受けるということです。
この1ヶ月の間にも、上場企業数社が不適切な会計処理を行ったことを公表しました。また、同じく上場企業数社が既存株主の利益を著しく害するような資金調達を行うことを公表しました。さらには、未だに賞味期限や産地を偽装する会社も現れました。
これらの会社は、「ノルマ達成のために」「会社のために」それらの行為を行ったのだと思いますが、それが正しいことなのか、正しくないことなのか、という判断までは行わなかったのでしょう。
ピーター・ドラッカーは、経営とは「人を通して正しいことを行うこと」であると言っています。まず、正しいことをやらなければなりません。これが経営の第一歩です。