【経営info】苦境を乗り越える
苦境を乗り越える
どんな会社であっても創業からずっと順風満帆に業績を伸ばし、安定した経営を行うことは容易ではありません。むしろ何らかの苦境を乗り越えた経験を持つ会社の方が、組織として強く揺ぎない社会的地位を確立しているのではないでしょうか。苦境を作り出す要因としては社員、環境、そして経営者自身の三つがあると思います。それらを如何にしてプラスに転じることができるのかを考えてみましょう。社員によるもの
業績が悪いと真っ先に「うちの社員はダメだ」と考えてしまうのは簡単ですが、その状況を打開することが経営者の役割です。もっと優秀な社員がいればものが売れると安易に思っても、そんな優秀な社員が業績の悪い会社に来てくれるはずはないのです。社員の能力を責める前に、戦略・商品・市場を今一度、分析・検証することをしなければ組織は成長しません。目の前の社員ととことん向き合う中で、ほんの一握りでも「一生この会社で働こう」と、意を決する人物とめぐり合うことが出来るのではないでしょうか。そしてそのような社員こそが会社の将来を左右するかけがえのない存在になるのです。環境によるもの
人間の力は時として無力だと感じることがあります。まるで天災のように、どうしようもない現実によって会社や生活が一変してしまうことが、いつ何時我が身に起こるか分かりません。絶望感に打ちひしがれそうになると人間は物事をとてもシンプルに考えるようになれる生き物です。「どうしようもない」という思いから、「今すべきことはなにか」「何のためにするのか」という答えを導こうとします。つまり、すべてがゼロになった時に自分の本質と最も重要なことが明確になるのです。ビジネスの成功事例の多くが、どん底の状態から芽吹く内容であるのはそんな理由があるのではないかと思います。すべてが上手くいっている時には見落としがちなチャンスやヒントに出会える絶好の機会だと考えれば良いのです。自分によるもの
会社の成長とともに、経営判断をするトップには計り知れない重責がのしかかってきます。人間ですから間違えてしまうこと、正しい判断ができなくなることはあります。「自分は絶対に成功する!」という思いが強いばかりに苦境に立たされると動きが取れなくなってしまうことがあります。地位や名誉とともに人は謙遜さを忘れてしまいます。周りの声に耳を傾けるゆとりと、「自分は間違えた」と素直に認める勇気があれば苦境は必ず乗り越えられるのです。傲慢で高飛車な人には誰も力添えをしようとは思いません。自分の弱さを知り、謙虚な姿勢を持った人物には自然と人が集まり新しい知恵、力を与えてくれるものです。当たり前のことですが、以下の三つを忘れないことは経営の基本だと言えるのです。
「人を責めるのではなく、真摯に向き合うこと」
「最悪の状況は、考えるチャンスと思うこと」
「自分の間違いを素直に認める勇気をもつこと」
どんな悪い状態も次は良くなるという自然の摂理はビジネスの世界でも同じなのです。


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