2008年06月号

【経営info】Think Big!!

経営者が物事をどのように考えるかで、会社の業績、成長は大きく変わってきます。表題の「Think Big」という言葉は、「物事を大きく考えろ」という意味ですが、この短い言葉には経営者にとって不可欠な意味が込められているのです。

自分のものさしで考えない

我々は自分自身の人生経験に基づいてあらゆる判断をしています。例えば、平均的なサラリーマン家庭で生まれ育った人には同じような金銭感覚がありますよね。ランチが1000円以上だと高いと感じたり、居酒屋のビールが一杯400円だと安いと感じたりするのは、自分自身の収入や生活レベルの中でやりくりすることで身に付くからなのです。
会社が何らかの商品やサービスを提供する場合に、価格設定は非常に重要な要素になります。市場を十分に調査しても、どこか自分の常識や感覚が介入してしまうリスクは常にあるのです。ザ・リッツ・カールトン・ホテルが10万円のオムレツという企画を成功させることが出来たのも、自分のものさしではなくお客様の視点で立案したからに違いありません。

限界を作らない

100万円の1%は1万円で、5%は5万円なのは誰でも分かる話です。営業会議で利益率について協議すると、必ずこの数%について議論がぶつかり合います。「コストを下げれば6%になる」「値引きをすれば2%減だ」といった言葉を耳にすることは珍しくありません。ところが100万円を1億円にするという発言はなかなか出てこないのです。うちの会社は100万円売るのがやっとだから如何にして利益を残すかを考えるのが当然だ、という考え方では会社がそれ以上に成長するはずがありあません。5%の利益しかなくても1億売れば、500万の利益なのです。現状を真摯に捉えコストを考える事は必要なことであっても、ビジネスのボリュームそのものを大きくするという基本から離れてしまっては良い結果は望めないのです。全打席ヒットを打つという心構えの打者でも、4割は打てないのです。最初から2割5分打てれば良いと思っていたら二軍落ちするのは当たり前なのです。

あり得ないことを考える

平成7年頃、阪神大震災の前後に私ははじめて携帯電話を持つようになりました。ようやく小型化されたものの費用は7、8万円かかったのを憶えています。10年後に小学生でも携帯電話を持つ日がやってきて、携帯電話でショッピングしたり、音楽を聴けたりする時代がくるとは到底想像することは出来ませんでした。もちろん、その業界の人達は10、20年先を見据えて研究・開発されていたとは思いますが、人々が「そんなことって可能なの?」と思うようなことが時代を牽引しているのも事実なのです。「自分の会社では無理だ」と決めるのは簡単ですが、その思いが会社のすべての可能性を否定し、発展することを妨げてしまうのです。経営者たるもの社員から「社長はとんでもないことを考えているぞ」と思われるくらいの夢を持っておかなければなりません。

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