【世を読む】 新年あけましておめでとうございます。
早いもので21世紀に入り8年目の新年を迎えることになりました。昨年は皆様には大変お世話になりました。本年もリガヤグループをどうぞよろしくお願いします。
さて、昨年を振り返ると何とも「お粗末」な1年だったと感じます。この1年ほど、不正・不祥事・偽装・偽造・隠蔽といった言葉がメディアを飾った年はないでしょう。一方で、昨年の年間のベストセラー1位は坂東眞理子著『女性の品格』、一昨年の年間ベストセラー1位は藤原正彦著『国家の品格』であり(トーハン調べ)、多くの企業や個人が品格や正しい人間観・価値観というものを取り戻そうとしていたのではないかとも感じます。
東証一部上場企業のSBIホールディングスは今年、「SBI大学大学院」を開校する予定で、「徳育」と「実学」に重点を置いた講義を行うようです。「徳育」では四書五経を中心とした中国古典や日本の近代思想史などを教科書に使い、「実学」では実践的な経営プロフェッショナルの育成を目指すとしております。知識の詰め込みによる経営のプロを育成するだけでなく、大学院において「人物を育てる」教育が行われるという点で非常に注目しております。中国では、「一人っ子政策」の影響で非常にわがままな子供が増加していることが社会問題となり、現在12歳以下の子供に論語の素読を義務付けているようです。二千年以上にわたり語り継がれてきた先人の教えを、徹底して教えていこうと国をあげて取り組んでいるようです。我が国の小学校でも「徳育」の導入が一時議論されましたが、このような「お粗末」が続いている今日において、小学生だけではなく我々も、個人は「人徳」を、企業は「社徳」を磨く必要があるのではないでしょうか。
2008年は、日本人が日本の伝統的な良さを見直す年になればいいな、と思っております。
2007年ベストセラーランキング
1位●女性の品格 (坂東 眞理子/PHP新書)
2位●ホームレス中学生 (田村裕/ワニブックス)
3位●鈍感力 (渡辺 淳一/集英社)
4位●日本人のしきたり(飯倉晴武/青春出版社)
5位●新・人間革命(17) (池田 大作/聖教新聞)




